一昨日(18/02/13 Tue)、仮想通貨NEMの不正出金騒動があったCoincheck社が謝罪会見を行いました。
私は残業してて見れず後からTwitterやサイトで情報を追ったのですが、内容としては公式サイトのプレスリリース以上のものはありませんでした。まぁそりゃそうでしょう、プレスリリースの内容をメディアに説明ってことだよね。
で、この対応に対して賛否両論があるみたいですね。
私としては公の場、メディアに対して代表がしっかり謝罪や説明をしたってことが大事。って思うので賛成派です。
仕事でもそうだけど重要なことましてや謝罪ってメールしたあと電話や挨拶に伺いますよね。相手に正確に確実に情報を届けるのが大事で、一方的なプレスリリースだけでなく、記者会見で記者の質問に答えて補完するというのはしっかりとした対応だと思いました。
最初の記者会見での謝罪もそうだったけど、Coincheck社はベンチャーとは思えないしっかりとした対応をしていると思います。セキュリティの件はとりあえず置いておいてｗ黒のネクタイでスーツを着て飲み物のラベルを剥がし、言えること言えないことを分けてはっきり回答してました。
昨日の会見の様子がYoutubeにあがっていました。
さて、ちょっと言葉が荒くなるけど率直に感想を書きます。
今回も前回も同じこと思ったんだけど、記者の人達はCoincheck社を悪者にしたすぎじゃね？そして不要な問答で時間を無駄に消費しすぎじゃね？
・「金融庁関連のことは答えられない」って回答を何回聞けば満足なの？金融庁から圧かかってるから言えないんでしょ。答えるべきだみたいなこと言ったって無理でしょ。質問工夫して引き出す以外は諦めて違うこと聞きなよ
・和田社長がなんたらとか言ってたけど、その質問必要だった？前回の記者会見でも技術は和田社長、外向けは大塚さんだったように適材適所でしょ。
・辞任など責任取れ的な発言も今じゃないでしょ。それどころじゃない。今辞める辞めないなんて話するほうが無責任。
・倒産するんじゃとネットにあがってたがなんてこと良く発言できるよね。401億の日本円の出金対応したって言ってたしTwitterでも実際に振り込まれた画像が散々上がってました。その上でさらにNEMも大丈夫と言った。そもそも記者会見を開いている。倒産狙ってる会社がこんなことするわけ？
・NEMや他の通貨の補填や出金対応はいつなんだみたいなのも、正式に決まったらと回答しているのに同じ質問の繰り返し。この回答で仮想通貨の価格が上下するから軽率なこと記者会見じゃ言えないでしょ。出金対応出来ないから先延ばししてるんじゃみたいな邪推質問してた人いるけど、それなら記者会見開かないでしょ。
・出金停止で損切りさえ出来ないみたいな話あったけど、もはや手遅れだし回復貴重だよね。ユーザ側は確かに不満に思うけど、NEMだけでなく他の通貨も不正出金されたり想定外の二次災害を防ぐために仕方ない判断だったんじゃないかな。このコメントは理由を求めるのではなく謝罪を求める雰囲気の発言だったのが無意味に見えた。
・みなし業者だから正式に認められなかったらどうするの？みたいコメントで「それだとやってけなくなりますね」って回答を得た記者は良かったと思います。
結局、若い社長が率いるベンチャーが倒産みたいなストーリーが喜ばれるかのような、そこにこじつけようとする質問に聞こえてイライラしました。
貴重な会見時間に同じ質問をしてさっきも答えたがみたいなやり取りしてたらそりゃあ意味ないみたいな意見でるよね。Coincheckの大塚さんじゃなくて記者側の問題でしょこれ。もうちょいCoincheck側の追跡状況やどういった体制で業務にあたっているだとか、信用回復に向けて何か実施していくことはあるかとか聞けることがあったかなと思います。答えられないとくるかもしれないけど、同じ質問するよりいいよね。大塚さんの白髪増えてた気がします。きっと不眠不休で働いている。
先日イタリアの取引所もハッキングされGOXしましたが、この取引所は100％変換はムリと速攻サジを投げてました。Coincheck社はだいぶ凄いと思います。セキュリティの問題は確かにあったし、心配な人はすぐに出金した方が良いとは思うけど、でもこれまでの対応は信用を取り戻そうとして実際に取り戻しうるものだと私は思います。
