るーじゃーあたっく

めんどくさがりなIT系技術者のブログ

Jalapenoは静かに暮らしたい

去年からTwitterを再開して、投資関連のつぶやきをしている人をフォローしていったところ良く見るようになったキーワードがあります。

  • 億り人になりたい
  • 退職したい
  • 起業したい

あるところでは共感するけど、わからないとこもあるので私の考えを整理します。例え話とか書いてたらハイパー長文になってしまったw

《目次》

 

1/5: 本当に大金は必要?

そもそも論なんだけど、私の考えとしてお金は必要だけど大金は不要です
いわゆる金持ちになると思考が変わるのかもしれないけど、それならば今の考えをやっぱりまとめておくべき。

テレビで豪邸紹介だとかファッションチェックで腕時計100万だとか、皆さんはどう思って見てました?
私はバカじゃね?と思ってました。羨ましいとかじゃなくて、別に何百万もするテーブルなんか必要ねぇべと。ブランド大好きとかいう話にも私は否定的です。確かに高いものは品質が良いです。素材や加工技術など値段がするだけの理由があるし、高い商品の方が耐久高いから日数で割ると得という場合もあると思います。

 

駄菓子菓子、ある程度を超えたらほぼ広告費・ブランド費です。
品質や機能が優れているだけで時計に100万とかつくのだろうか?宝石がくっついている時計なんて、腕を壁にぶつけたりしないようにケアして生きなきゃいけなくなるけど機能的と呼べるのだろうか?お金を使うことは巡り巡って経済的には良いことという話はわかる、けど、それは儲けている会社に高い金払うんじゃなくて、頑張ってるけど中々売上が上がらないような企業・商品に使う方が良くない?

みんながブランド品を買ってるから買おうなんてのは投資でいうイナゴの損するパターンと何が違うの?そういったものを身に着けることがステータス?カモがネギを持つってこと??一張羅、勝負用として持つってのもあるけど、そこに金かけ過ぎるのははないなぁと思います。
まぁ好きなものに好きにお金をかけるのは良いと思うんだけど、私はどうしても損得というかバランスを求めちゃう。

 

否定的なことばかり書いてますが、コスパが見合うなら良いと思います。その場合は私もブランドものも買います。記念日ぐらいは高いお店で贅沢しちゃおうぜなんてのはもちろんアリ!
ただ大金持ちになったから毎日贅沢三昧じゃ~みたいなのはどうかと思うってだけです。あと子供への影響かな。普通って考え方は家庭の状況によります。マリーなんとかねっとのパンないならケーキ食べればいいなんていうトンチンカンな話は起こり得るものだと思います。子供がマンガで見るような成金バカにはなって欲しくないけど、親が成金バカみたいなことしてたら、例え教育しても背中見る方が影響あるよね。過去振り返って、勘違いしている人いなかった?

 

2/5: 億り人について

億り人って単語はもうメジャーなのかな?
2017年に仮想通貨市場が急成長して、利益めっちゃ出て資産が億超えた人を億り人と呼称するようになりました。ちなみに10億超えだと自由億です。

 

でも罠があったんだよね。仮想通貨投資での利益は雑所得扱いになりました。雑所得は儲ければ儲けるほど課税され、億の利益を出しても所得税と住民税あわせて最大合計55%持ってかれる。
てことは日本円に換金しなければ課税されないから資産として持っておこうと考える→仮想通貨市場大暴落。
去年億り人になった人の多くは結局億から資産減ったんじゃないかな?それでも億り人になった人はめちゃくちゃ安い頃から持ってた人だから、投資した頃よりもまだ利益はあるだろうけど。

 

勝ちパターンは大量に持ってかれない範囲で利益確定なり原資を抜き、確定申告での支払い分を確保しつつ残りを株や土地など別の投資対象に振り分けることでした。確定申告の季節になったら確定申告分を換金しようと考えてた人達は軒並み暴落ダメージ。ちなみに雑所得って年単位の計算なので去年儲かって、今年損してても通算できないよってなるヤバいやつ。今でこそ所得税上限20%のFXも昔は雑所得で、この手の結局損した話がありました。歴史は繰り返す。

 

この辺の話って知らないとキツイよね。例え今自分には関係ない話でも一度聞いたことがあれば、いざ自分が関係した時に調べることができるので知っておいて損のないです。上の勝ちパターンの話も2018年は株とかも下がって結局現金で持っておいて暴落した時に買うのが正解だったわけですしね。結果論だけど。とりあえず肝に命じるべきは、「確定申告支払い分は早めに現金で確保しておけ!」

 

3/5: 退職と起業について

なんかここ半年でフォローしている3人ぐらいが退職届を出してました。
この人達は仮想通貨投資に関するサイトやブログをやっていて、稼ぐ手段が出来た人です。また別のフリーランスの人で、ある程度の収益があるならば起業した方が費用として計上できたりして得という話なんかも見ました。ちゃんと複数の税理士に相談して調べていた。

 

フォローしている以外にも退職に関する話題は多く、ある人は会社がブラックだから辞め、ある人は好きなことで稼ぐために辞め、またある人は介護など家庭の事情で辞めと色々聞きます。

昔は退職に対してネガティブなイメージが強かったけど今は転職サイトのCMなども活発で結構身近になったように思います。うちの会社もけっこう転職してる。

 

転職だけでなくネットで稼ぐことができるようになったのは良い時代だなと思います。ブログとかでなくても絵が上手いとか人形を作れるとかそういった特化技能があれば売り出せる。そしてそれが好きなことならば苦もなく休まず働ける。

そういった働き方も出来るんだぜってことで「まだ労働で消耗してるの?」とイケハヤさんは煽っています。確かに会社に通うのが苦しいのであれば、別の路線が見つかるかもしれないし、脱出を検討しても良いんだと思う。

www.ikedahayato.com

 

ただ、退職してフリーランスとかはわかるけど、起業はハードル高すぎない?仮に従業員雇うことになるとしたら会社法や労働法に関する知識が必要になるし、個人でいくにしても税金に関する知識が必要です。税理士に頼むって?そんなに頼めるほど稼げるならいいけど、、、ハードルやっぱり高くない?好きなことで稼ぐための時間が起業の勉強でガッツリ持ってかれそう。安易に誰かに頼んで損してたなんて話もあるし、なんかあんまり現実味がない。そう考えると起業している人って凄い。


4/5: 会社勤めのメリット

退職や起業の話を書きましたが、反対に会社勤めのメリットを。

私の思いつく会社勤めのメリットは以下の通り。

  1. 代わりがいる
  2. 税金について考えなくて良い
  3. 失敗ができる

よく私がやらなきゃいけないからなんて話がある。それはそうだけど、本当にそう?

そりゃあ担当が1人しかいなけりゃそうなるけど、仮にあなたがインフルで休むことになったらどうなる?チームの誰かが代わりに対応してくれますよね。会社という単位で働く限り、明日急に交通事故で部下が亡くなっても何とかなるようにチームの編成やデータを残すのが当たり前です。つまり、別に私じゃなきゃってのはない。もちろん自分が一番熟知してて効率的に働けるとかそういった面はあると思うけど、最悪自分じゃなくて良いはずです。で、これって凄い利点。いざという時休めるんだよ。

年休という素晴らしい制度で休んでもお金が入ります。休めない部署とかいう話があるけど、周りに気を使ってる場合じゃない、予定は予定だ休むべきときは休む!

たまにマジで休めないブラックなところもあると思う。でもそれは転職を視野に入れるべきやつ。

ちなみにこれがフリーランスだと死活問題。ひとりで働いている場合、インフルとかにかかって仕事できなくなると納期守れなくなる可能性が出てくる。個人で戦うのは信用勝負。納期は絶対。まぁ会社勤めと違って満員電車とか避けやすくなるから病気になる率めっちゃ下がるとも聞くけどねw

 

税金について考えなくていいのも大きいメリット。稼いだら税金を払います。どこかに住んでても税金を払います。避けては通れない納税というめんどくさい義務にかかる作業を会社は代わりにやってくれます。年末調整がめんどいとか聞くけど、自分で期限や最新の税務情報を調べて計算や納税作業する方がはるかに大変だと思いますよ。

まぁとはいえ、これは悪い面もありますよね。本来ちゃんと知っているべき税金の話に疎くなる。2020年の所得から基礎控除と所得控除の扱いが変わるなんて話、これらがどう違って何が変わるかとか言える人少ないんじゃないかな?個人で働いてたら当たり前に知ってるようなことを会社員だと、会社がやってくれるというぬるま湯につかっててわからないなんてことも。

 

最後はこういった視点持ってる人少ないと思うんだけど、会社員は失敗できます。まぁ正確には個人単位の失敗なんて、何とかするための機能があります。

例えばチームで働いていたら個人のミスはメンバーが指摘してくれて気付いて直します。大事な業務ならさらに上司がチェックしてくれます。極めつけは仮に私が失敗してお客様にご迷惑をかけても、会社の看板があれば誠意をもって謝れば許してくれます。まぁ程度によると思いますけどねwでも余程のことがないと多少の失敗じゃ配置替えとか起こらない。次はミスするなよと叱られつつも挽回のチャンスがもらえます。

これは失敗できるから適当に働こうということを言いたいんじゃありません。(いや、まぁ失敗できることをいいことにナメきってちゃんと仕事しない人もいると思いますがww)失敗できることの最大の利点はチャレンジが出来るってことです。最終的に失敗するかもしれないけど、効率をあげることが出来るかもしれないツール作りみたいなのって結構やれます。ダメだったらすみませんでしたテヘペロです。うまくいったらこっちのもんです。上司に、この案件は儲け少ないのに問い合わせも多くめんどいので対応の品質下げていいですか?なんて相談してOKと言わせられたら、対応品質が下がったと顧客がクレーム言ってきたとしても上司が謝って終了です。運が良ければそんなめんどい案件の担当から別に移れます。

 

上にあげたような話って会社勤めだからこそのメリットだと思います。

とはいえ会社で働くことのデメリットはもちろんあります。良く言われるのは通勤がキツイ、残業がキツイ、ブラック企業でもこれは本当に回避できないのかな?

通勤は高くても会社の近くに住むって方法があるし(持家を選んだ人はロケ異動という可能性も考慮していたはずでノーカン)、残業話も正直上司とのコミュニケーションで緩和することが出来る場合があります。話してダメなら別の部署への異動希望出すとかね。ちなみに希望出すだけじゃダメで、異動の目星つけてそこの上司と仲良くなって引っ張ってもらうような策が必要ですけどね。上司とのコミュニケーション大事。そして、そんなことができないブラック企業ならそれは退職を検討すべき。代わりがいるからと使い捨てしてくるような会社に自分というリソースを差し出す必要はない。精神削られるぐらいなら収入とかいいからサッサと会社辞めるべき。曇った目じゃまともな思考も出来なくなっちゃう。

 

まぁ私はたまたま最初に入社した会社がそれなりの会社で好きに働けてまぁまぁぬるま湯という恵まれた環境だからこんな意見なのかもしれません。でもヤバいプロジェクトやらめんどい上司みたいなことにはもちろん遭遇したし、そういった場面もただ受け入れるんじゃなくて色々手を考えて環境を改善してきました。上記の利点を放棄してまで退職を検討するのであれば、環境を変えるためのチャンレンジぐらいはしてからの方がいいと私は考えます。 


5/5: どこを目指すか

お金と労働関係の話をざっと書いてみましたが、結局はどう生きたいかって話なんだと思います。

 

生きるためにはお金を稼がなきゃいけないわけで、どうせ働くなら、好きなことをして労働と思うこともなくお金を稼けたらそれが幸せだと思います。 

でもそういった話を聞いても私がいまいちピンと来ないのは私には特にコレといって大好きなことがないからでしょう。好きなら仕事と思わず寝るのも忘れて働けるなんて言うけど、そこまで好きなものなんてないw強いていうならMTGぐらい?漫画もゲームも好きだけどずっと同じことしてても飽きる。

 

結局どの世界にいっても技術力と時間、努力は必要でしょう。好きという原動力で燃費がいいだけで、楽に稼げるなんてことはないです。成功している人はそれに見合うだけの対価を払ってきています。有名な人のブログを見て、これなら私でもやれるかもなんて本当に思う?記事書くために皆さん毎日めちゃくちゃ勉強してますよ。そんだけフル稼働したたら月収100万もいくよな〜って思うし、ブロガーの人達は本当に凄い。私にはとてもできない。

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だからこそ無限に仕事が沸くのにそれなりに休めてそりなりに稼げる会社勤めは良いなぁと私は思うわけです。

なお出世はしすぎないのが良いと考えていますww社内政治とかめんどくさくて勘弁なので、管理職にならないギリギリのラインでうまく稼ぎたい。冒頭で書いたように大金はいらないんだよね。子供を大学まで送りだせて家族で旅行いったりたまに贅沢できれば十分幸せ。金はあるけど忙しくて家族との時間がなくなるなんてのは、個人的に生きている意味がなくなるので有り得ない。

高校の時から考えは変わってません。遊ぶために金稼いでるのにバイト忙しくて遊べないとか何なの?

 

まぁ大金目的じゃないけど、やってみたいからという理由で投資はチャレンジしてるんだけどね!

もし大金になったら好きなゲーム会社とかの株買うんだ♪───O(≧∇≦)O────♪